【建設アスベスト訴訟】京都1陣最高裁弁論、判決日は「追って指定」
2021.03.232021年3月22日(月)、建設アスベスト京都1陣訴訟について、最高裁第1小法廷(深山卓也裁判長)で弁論が開かれました。判決日は「追って指定」とされ、後日指定されることになりました。
京都1陣訴訟は、今年1月28日付け最高裁決定により、国と建材メーカーの責任を認めた京都1陣高裁判決が確定しています。
今回の弁論では、京都1陣訴訟の大阪高裁判決が認めていた屋外作業従事者(屋根工)に対する国、建材メーカーの責任が審理されました。屋外であっても、作業者は口元から数十センチのところで、また、近隣対策として養生シートを張って建材を加工するため、粉じんが滞留し、危険性は屋内と同じです。遺族原告のKさんは、「夫が中皮腫になったのは、危ない建材を使っていた証拠ではないか。どうか夫だけを切り捨てないでほしい」と述べました。最高裁には、建築現場の実態を十分に理解し、不当な線引きのない公平・公正な判決を望みます。
これまで神奈川、東京、京都の各1陣訴訟の判決日はいずれも「追って指定」とされています。最高裁判決は5月ないし6月に出されると予想され、4月19日に指定されている大阪1陣訴訟の弁論の際、判決日の言い渡しがあるかどうかが注目されます。
*産経新聞[建設石綿「広く救済を」、京都訴訟結審 最高裁]
*時事通信[建設石綿、京都訴訟が結審 屋外作業者への責任争点―最高裁]
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