クボタショックから15年、アスベスト被害は続く - 大阪アスベスト弁護団

クボタショックから15年、アスベスト被害は続く

2020.07.02

尼崎市のクボタ旧神崎工場の周辺住民のアスベスト被害が発覚した「クボタショック」から、2020年6月末で丸15年。元労働者を含めた工場内外の被害者は600人以上にのぼり、今も新たに中皮腫や肺がんなどの患者が見つかっています。

クボタ関連の被害者は、元労働者238人、周辺住民369人に上り、家族内で2人が発症するケースも18組あるそうです。

クボタショック後、大阪・泉南地域の相談活動に入ったことから始まった私たち弁護団の活動も、今年で15年になります。この間、石綿被害を発生・拡大させた国や企業の法的責任が次々と明らかにされてきました。それは、石綿被害が防ぐことのできた人災であり、加害者がいることを意味します。重要な裁判をいくつも担当してきた弁護団として、改めて、救済制度や対策の見直しの必要性を痛感しています。

*神戸新聞[「病魔 今ごろ暴れだした」クボタ石綿被害、15年で600人に]https://news.yahoo.co.jp/articles/2a8a4879a174edcfa85ef22670fa1e4c70b4b41c

*神戸新聞[石綿禍二度と繰り返すな「クボタショック」から15年 患者ら訴え]https://www.kobe-np.co.jp/news/hanshin/202006/0013461991.shtml

 

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