中央環境審議会が石綿飛散防止に関する答申を発表
2020.01.25
2020年1月24日(金)、中央環境審議会が「今後の石綿飛散防止の在り方について(答申)」を発表しました。
答申は、いわゆるレベル3建材について、事前調査の実施等の規制対象とするなど、一定の前進は見られるものの、除去作業時の大気中濃度測定や違法業者への直罰規定は見送られ、ライセンス制の導入など実効性のある規制の導入も検討されていません。諸外国と比べても極めて不十分であり、次の大気汚染防止法の改正を待たずに早期に見直す必要があります。
答申案に寄せられたパブリックコメントは3611件にものぼり、規制の強化を求める意見が多数寄せられました。
*環境省報道発表資料[中央環境審議会「今後の石綿飛散防止の在り方について(答申)」について]https://www.env.go.jp/press/107644.html
*大阪アスベスト弁護団[環境省「今後の石綿飛散防止の在り方について(答申案)」に対する当弁護団の意見]http://www.asbestos-osaka1.sakura.ne.jp/news/1709/