【建設アスベスト訴訟】大阪2陣(地裁)第16回期日 - 大阪アスベスト弁護団

【建設アスベスト訴訟】大阪2陣(地裁)第16回期日

2019.10.20

2019年10月18日(金)午後1時30分から、大阪2陣(地裁)の第16回期日が開かれました。今回は、原告2名の本人尋問が行われました。

■Mさんは、1960年から2000年まで浅野スレートに勤務し、その後、独立して、一貫して、内装工として働いてきました。現在76歳です。Mさんは、建材メーカーがアスベスト含有建材であることを表示した「aマーク」を、含有量が少なく安全な製品だと思っていました。2008年頃から息苦しさを感じるようになり、石綿健康管理手帳を取得して定期健診を受診。2011年、68歳の時には、医師から肺年齢は95歳ぐらい、原因はアスベスト肺と説明されました。徐々に息切れがひどくなっていき、2017年には石綿肺・管理区分4の決定を受けました。咳が出ると止まらず、肺活量は54.2%となり、2018年からは酸素吸入器も使用するようになり、現在は自宅でも在宅酸素療法を行っています。移動すると息が切れるため、日常生活を送るのにも困難を伴います。Mさんは、「自分の余命を考えると、生きているうちに解決しないかもしれない。裁判のことを妻にも知っておいてもらい、引き継いでもらいたい」と述べ、家族や裁判への思いを証言しました。

■Iさんは、1959年頃から40年近くにわたり、主に左官工として働いてきました。現在80歳です。2012年に定期健診のCT検査で肺に陰があることを指摘され、その2年後、胸が痛み出し、右上葉肺がんと診断されました。医師から手術を勧められ、悩んだ末、肺がんの切除手術を受けました。手術は成功したものの、術後は、現在に至るまで胸の痛みに苦しめられています。切り取った右肺の部分は剣山に刺されているように痛み、最近は胸だけでなく上半身や背中も痛み、痛み止めで何とか我慢できている状態です。痛みのあまり、夜もなかなか寝付くことができません。Iさんは、手術を決断したときの苦悩や闘病生活の苦しみ、左官の仕事を奪われたことの悔しさなどを淡々と証言しました。

■関西建設アスベスト訴訟の当面の期日

11月22日(金)2陣地裁第17回期日【大阪地裁202号法廷】

12月13日(金)2陣地裁第18回期日【大阪地裁202号法廷】

2020年

1月17日(金)2陣地裁第19回期日【大阪地裁202号法廷】

2月28日(金)2陣地裁第20回期日【大阪地裁202号法廷】

 

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