警官にもアスベスト被害、初の公務災害認定
2018.05.11
1995年の阪神・淡路大震災で救護活動にあたり、2014年に中皮腫で死亡した兵庫県警の元警察官が、公務災害と認定されていました。警察官が震災の復旧・復興業務を原因としてアスベスト関連疾患にかかり、公務災害と認定された事例は全国初です。
建材には大量のアスベストが使用されており、災害時には、救護や復興作業にあたる公務員や民間人、一般住民もアスベストばく露を余儀なくされます。平時からのアスベスト使用状況の調査や除去が急務です。
*神戸新聞[震災石綿禍 警官で初 公務災害認定 県警救護活動、中皮腫で死亡]https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201804/0011201736.shtml
*神戸新聞[中皮腫発症 震災18年後 元警官遺族「石綿、生活と結びつかず」]https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201804/0011201734.shtml
*神戸新聞社説[震災の石綿禍/幅広い救済の取り組みを]https://www.kobe-np.co.jp/column/shasetsu/201804/0011211513.shtml