石綿被害、住友ゴムの責任を認めた神戸地裁判決
2018.03.01
2018年2月14日、神戸地裁は、大手タイヤメーカーの住友ゴム工業で働き、中皮腫や肺がんなどで亡くなった元労働者やその遺族(被害者7人のうち5人)に対し、同社の責任を認め、計約5900万円の損害賠償を命じる判決を言い渡しました。
タイヤの製造工程で使用される「タルク」に混入したアスベストと病気との因果関係を認めた判決は初めてです。また、訴訟に至る経緯等を踏まえ、住友ゴムによる消滅時効の援用を権利濫用であり許されないとした点でも画期的です。
*産経新聞[住友ゴム石綿訴訟、5900万円賠償命令 神戸地裁、タルクとの因果関係認定]http://www.sankei.com/west/news/180214/wst1802140088-n1.html