【建設アスベスト訴訟】大阪2陣(地裁)第7回期日
2018.03.012月16日(金)午後2時から、大阪2陣(地裁)の第7回期日が開かれました。
■原告本人意見陳述
Mさんは、工業高校を卒業した後、昭和53年から内装工として軒天工事やボード貼りの仕事をしてきました。ところが、平成2年9月頃、現場で急に胸が苦しくなって原因不明のまま入転院、右肺に水がたまっていました。その後も、両肺から水を抜く手術を受け、息苦しさのため失職。どの病院でも原因はわからず、自宅療養と転職、退職を繰り返しました。病名が「びまん性胸膜肥厚」とわかったのは、最初の入院から20年以上も経った平成24年のことでした。30歳代で発症し、60歳になった今も日に日に息切れが悪化し、咳や痰に苦しんでいます。
■弁護士意見陳述
弁護士の弁論では、早くから石綿の危険性がわかっていながら使用を容認し続け、石綿建材の製造使用禁止を怠った国の責任の重大性のほか、昨年10月の東京高裁判決が国の責任を揺るぎないものとし、企業4社の責任を認めたことなどにおいて大きな意義がある一方、違法時期や違法事由、企業の注意義務の内容等において問題があることを明らかにしました。
関西建設アスベスト大阪訴訟の年内の裁判期日は以下のとおりです。
<2018年>
3月22日(木) 1陣高裁・第6回期日【大阪地裁201号法廷】結審
4月20日(金) 2陣地裁・第8回期日【大阪地裁202号法廷】尋問
6月8日(金) 2陣地裁・第9回期日【大阪地裁202号法廷】
8月3日(金) 2陣地裁・第10回期日【大阪地裁202号法廷】
10月5日(金) 2陣地裁・第11回期日【大阪地裁202号法廷】
12月7日(金) 2陣地裁第12回期日【大阪地裁202号法廷】
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