【建設アスベスト訴訟】大阪4陣第5回期日
2023.11.1611月8日、大阪4陣訴訟(第19民事部・大森直哉裁判長)の口頭弁論が大阪地方裁判所202号法廷で開かれ、Mさん(本人原告)、Tさん(遺族原告)、Cさん(遺族原告)が原告本人尋問に臨みました。
Mさんは、内装工(軽天工、ボード工)として長年従事しました。ボードを切断したり、やすりがけしたりする際に粉じんまみれになることなど、アスベストにばく露した具体的な状況を説明していただくとともに、余命宣告を受けた衝撃や抗がん剤治療の過酷さ、苦しみ、仕事や家族との時間を奪われた悔しさ等についてお話していただき、「この身体をもとに戻してほしい」と切実な想いを裁判所や建材メーカーに対して訴えました。
Tさんの夫は、中学を卒業して以降、タイル工として働いてきましたが、悪性胸膜中皮腫の診断を受け、平成29年1月に亡くなりました。Tさん(妻)が、タイル工の作業内容や、下地調整時のばく露、大工などがボード切断を行う横で作業をしたことでタイル貼りの作業を行ったことなどの具体的なく露状況、中皮腫の告知を受けたときの衝撃、治療と悪化の様子や大切な夫が奪われた苦しみについてお話していただきました。
Cさんの夫は、長年、現場監督として従事しましたが、悪性胸膜中皮腫の診断を受け令和3年7月に亡くなりました。尋問では、Cさん(妻)が当時の夫の息切れの症状、抗がん剤治療の苦痛、亡くなる直前の様子等についてお話していただきました。
次回の4陣訴訟の期日は、2024年1月12日(金)13時30分からです。次回も弁論への傍聴や昼宣伝のご協力をよろしくお願いいたします。
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