１月１２日、大阪4陣訴訟（第19民事部・・大森直哉裁判長）の口頭弁論が大阪地方裁判所202号法廷で開かれ、証人としてNSさん（遺族の元従業員）、原告本人としてNTさん（本人原告）、Aさん（遺族原告）が尋問に臨みました。

NSさんは、電工・現場管理として働いてきました故Sさんの会社の元従業員です。故Sさんは悪性胸膜中皮腫により亡くなり、故Sさんと一緒に働いた立場として、故Sさんの現場での作業内容、ばく露状況等についてお話していただきました。

NTさんは、ダクト工・現場管理として従事し、ダクト工事をする際に石綿粉じんにばく露し、肺がんの診断を受けました。尋問では、ダクト工の作業態様、石綿にばく露した状況を説明していただくとともに、手術後の再発の不安、日常生活での息苦しさ、病気により趣味や友人との交流を奪われる悔しさ等についてお話していただきました。

Aさんは、故Kさんの長男です。故Kさんは、長年、大工として従事しましたが、悪性胸膜中皮腫の診断を受け、53歳の若さで亡くなりました。尋問では、故Kさんの中皮腫の病状、闘病の様子、若くして父を失った悲しみや不安等についてお話していただきました。

次回の４陣訴訟の期日は、２０２４年３月６日（水）１３時３０分からです。次回も弁論への傍聴や昼宣伝へのご協力をよろしくお願いいたします。