工場型アスベスト国賠訴訟において、航空整備士として飛行機のメンテナンス作業に従事した元労働者と国との和解が成立しました。
2023.03.27本年(2023年)3月17日、大阪地方裁判所において、航空整備士として飛行機のメンテナンス作業に従事し、悪性腹膜中皮腫を発症した元労働者Aさんと国との和解(工場型)が成立しました。
Aさんは、昭和42年から47年の間、航空整備士として、飛行機の足回り(車輪付近)の点検、タイヤの交換作業をする際、ブレーキパッドが摩耗して発生した粉じんが付着したホイール等を清掃する際に粉じんを吸いました。
飛行機のホイールに使われるブレーキパッドにも、自動車のブレーキパッドと同様、アスベストが使用されていたため、粉じんを吸ったAさんは、数十年後に悪性腹膜中皮腫を発症することになりました。
Aさんは当時の飛行機の足回り部分をイラストにして、点検、清掃する際に粉じんが発生する原因を詳しく説明し、早期の和解につながりました。
私たち大阪アスベスト弁護団は、和解を成立させるため、どのような準備をすると効果的なのかなど、依頼者と相談して進めていきます。被害者ご本人の経験と記憶はとても重要ですので、お身体に不安がある場合はお早めにご相談ください。
大阪アスベスト弁護団は、200件以上の工場型アスベスト国賠訴訟の和解事案を担当しています(詳しくは工場型(泉南型)和解実績一覧をご覧ください)。
私たちは、建設アスベスト訴訟、泉南アスベスト国賠訴訟の両方で最高裁判決を勝ち取った唯一の弁護団です。20年近くにわたる裁判の中で蓄積してきた知識・経験・ノウハウを駆使し、相談者にとって、最良の解決を実現するためにあらゆる手段を尽くします。
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(執筆担当:弁護士 奥村昌裕)
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