工場型アスベスト国賠訴訟において、住友電気工業株式会社伊丹製作所の元労働者と国との和解が成立しました。
2023.03.23本年(2023年)3月17日、大阪地方裁判所において、住友電気工業株式会社伊丹製作所における「ブレーキパッド製造工場内で、石綿原料の計量を行い、型に入れ、プレス機にかける作業」に従事し、また、「ブレーキパッド製造工場内で、他の作業者がパッドに溝を掘ったり加工したりする作業」から発生した粉じんにばく露し、悪性胸膜中皮腫を発症した元労働者のAさんと国との和解(工場型)が成立しました。
Aさんの主な担当は金属加工であり、ブレーキパッドを製造するパッド工場には、応援作業のために行っていただけでした。
本件では国から住友電気工業株式会社に対し、パッド工場に設置されていた「集じん機」が「局所排気装置」か否か、いつ設置されたのか等の問い合わせ(調査嘱託)がありましたが、提訴から半年でスムーズに和解が成立しました。
自動車のブレーキパッドやクラッチフェーシングには、原料に石綿が使用されており、これらを製造する工場の労働者だけでなく、自動車整備工にもアスベスト被害が多発しています。
大阪アスベスト弁護団は、200件以上の工場型アスベスト国賠訴訟の和解事案を担当しています(詳しくは工場型(泉南型)和解実績一覧をご覧ください)。
私たちは、建設アスベスト訴訟、泉南アスベスト国賠訴訟の両方で最高裁判決を勝ち取った唯一の弁護団です。20年近くにわたる裁判の中で蓄積してきた知識・経験・ノウハウを駆使し、相談者にとって、最良の解決を実現するためにあらゆる手段を尽くします。
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(執筆担当:弁護士 伊藤明子)
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