【建設アスベスト訴訟】大阪4陣第7回期日
2024.03.063月6日、大阪4陣訴訟(第19民事部・・大森直哉裁判長)の口頭弁論が大阪地方裁判所202号法廷で開かれ、証人としてNさん(遺族の元同僚)、遺族原告としてKさん、本人原告としてUさんが尋問に臨みました。
故Kさんは、長年、鉄骨建物の柱・梁の組み立て等を行う鉄骨鍛冶工として従事しましたが、悪性胸膜中皮腫のため令和2年12月に56歳の若さで亡くなりました。
Nさんは、鉄骨工として故Kさんの同僚として働いてきました。
鉄骨工という職種は、大阪では多くないので、Nさんには今回丁寧に作業の内容、どのようにアスベストにばく露したのかを説明していただきました。
また故Kさんの妻であるKさんからも、Kさんが病気の発覚からあまりにも早期に亡くなったこと、故Kさんが56歳という若さで亡くなり,アスベストが家族から全てを奪ったことなど悪性胸膜中皮腫の恐ろしさや建材メーカーやアスベストに対する憤りをお話していただきました。
次に、本人原告としてUさんにお話していただきました。
Uさんは、約38年間、塗装工として従事し、壁面等をやすり掛け(下地調整)する際に石綿粉じんにばく露し、悪性胸膜中皮腫の診断を受けました。
尋問では、塗装工の作業内容、石綿にばく露した状況を説明していただくとともに、中皮腫の告知を受けた際の衝撃、抗がん剤治療の苦しさ、日常生活での息苦しさ、建材メーカーに対する思い等についてお話していただきました。
次回の4陣訴訟の期日は、2024年5月10日(金)13時30分からです。次回も弁論への傍聴や昼宣伝へのご協力をよろしくお願いいたします。
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