【建設アスベスト訴訟】毎日新聞社説「建設石綿で国敗訴確定 放置してきた責任は重い」
2020.12.22
2020年12月22日(火)、毎日新聞が社説「建設石綿で国敗訴確定 放置してきた責任は重い」を発表しています(以下は抜粋)。
同種の裁判は2008年以降、全国で起こされている。原告側の元作業員は全体で900人を超えるが、提訴までに約400人が死亡し、裁判中に230人余が亡くなっている。国は、この事態を重く受け止めなければならない。
国が使用を原則禁止したのは06年になってのことで、欧米から大きく遅れた。健康対策より、経済的メリットを優先したと言われても仕方がない。
被害救済は待ったなしだ。国は残る裁判の結果を待たず、直ちに救済の仕組みづくりに乗り出さなければならない。