第49回公害弁連総会
2020.07.21
2020年7月21日(火)、第49回全国公害弁護団連絡会議の総会が開かれました。4月に予定していた総会が新型コロナウィルスの影響で延期され、初のオンラインでの開催となりました。
総会では、福島原発事故損害賠償訴訟とアスベスト訴訟を取り上げ、最高裁判決を見据えた解決のあり方や、今後の取り組みについて、報告と討議が行われました。
公害弁連は、1970年代の四大公害裁判を契機に、全国各地の弁護団が結集し、裁判実務に即したより実践的な法理論の構築、弁護団相互の経験交流と支援体制の確立、被害者・支援団体・研究者との連携の強化を目的にして結成された組織です。以来、水質汚濁、土壌汚染、大気汚染、空港・基地騒音、新幹線公害、食品公害、薬品公害、道路・ダム公害、ゴミ・廃棄物問題、ダイオキシン問題、さらにはアスベスト問題、原発問題など,多種多様な問題に取り組む弁護団が参加し、実践的な討議を重ねてきました。損害賠償請求による被害救済だけでなく、公害の根絶を求めて、差止請求に取り組む弁護団が参加している点も特徴です。
*全国公害弁護団連絡会議[公害弁連とは]http://www.kogai-net.com/top/introduction/