参院選候補者への公開質問書-基金制度の早期創設に9割が賛成!
2019.07.18建設アスベスト訴訟全国連絡会は、参議院選挙の候補者に対して、「①『建設アスベスト被害者補償基金制度』の早期創設に賛成か反対か、②上記1の回答の理由、③『建設アスベスト被害者補償基金制度』の早期創設へ国会や行政が必要な対応、④建設アスベストの救済に関する意見」を求めました。この質問書は、2019年6月21日及び22日に、主な政党の(当時予定)候補者223人(選挙区129人、比例94人)に対して送付したものです。
7月16日午前9時30分時点での回答状況は、回答者数89人(対送付人数割合39.9%)、うち設問1の「基金制度早期創設の賛否」に対して賛成の回答が80人(対回答者数割合89.9%)に上りました。
「提訴から10年以上が経過し、多くの被害者が命を落とし、病も進行している。命あるうちの救済と裁判によらない補償制度は、被害者や遺族にとって切実な願い。」「アスベストによる健康被害はあまりに大規模かつ長期的。裁判による個別救済は被害者に多大な負担を強いることになり、根本的な解決にはならない。」「国は判決を真摯に受け止め、一人親方を含めたすべての被害者の救済を行うべき。被害者の属性による経済格差が生じないようにすべき。」「最高裁判決を待つというようなことはするべきではなく、直ちに国と建材メーカー、アスベスト被害者の協議の場を持ち、全面救済に向け速やかに方策をすすめるべき。」などと、早期の基金創設へ向けた積極的な意見が多数寄せられています。詳細は以下をご覧下さい。
建設アスベスト被害の救済に関する質問書(2019参議院議員選挙候補者)
「建設アスベスト被害の救済に関する質問書」の結果について(2019参議院選候補者)
政党別の送付人数、回答数の内訳は次のとおりです(順不同)。
|
送付人数 |
回答 |
||||
|
選挙区 |
比例区 |
計 |
回答数 |
賛成 |
現職 |
自民 |
49 |
32 |
81 |
11 |
2 |
7 |
公明 |
7 |
6 |
13 |
1 |
1 |
0 |
維新 |
6 |
6 |
12 |
0 |
0 |
0 |
立民 |
19 |
15 |
34 |
20 |
20 |
1 |
国民 |
16 |
9 |
25 |
8 |
8 |
2 |
共産 |
16 |
24 |
40 |
38 |
38 |
7 |
社民 |
2 |
2 |
4 |
3 |
3 |
0 |
その他 |
14 |
0 |
14 |
8 |
8 |
0 |
※表中の賛成とは「補償基金制度」創設に賛成の意。
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