【建設アスベスト訴訟】大阪2陣、追加提訴で原告70人
2019.04.01
2019年3月29日(金)、関西建設アスベスト大阪2陣訴訟に、新たに23名の被害者が加わり、国と建材メーカー21社に計約8億円の損害賠償を求めて大阪地裁に提訴しました。今回の追加提訴で2陣の原告数は計70人になりました。1陣・2陣の被害者数は計64人です。
今回の追加提訴には、大工・内装工や配管工・ダクト工、現場監督などのほか屋根・外壁工、吹付工、とび工、電工補助など様々な職種の被害者が参加しています。また、近畿のみならず、中部、四国、九州、北海道など全国から参加していることや、一人親方・個人事業主も積極的に参加していることが特徴です。
空調設備の撤去作業に長年従事した原告Kさん(70歳)は、酸素吸入中。「国は、病気になるのが分かっていてアスベストを使用させた。憤りを感じる」と話しています。
最高裁でも国と建材メーカーの責任を認めさせ、これまでの判決で不十分な点を克服するためにも、2陣訴訟の審理がますます重要になってきます。
*毎日新聞[建設アスベスト訴訟で追加提訴 原告70人に]https://mainichi.jp/articles/20190329/k00/00m/040/286000c