【造船アスベスト国賠訴訟】第1回口頭弁論期日
2023.05.31
2023年5月23日、造船アスベスト国賠大阪訴訟の第1回期日が実施されました。
法廷では、配管工の夫を中皮腫で亡くしたAさんが意見陳述に臨みました。
胸の痛みを訴え始めてから、わずか約1年4カ月後に79歳で亡くなった被害者。
Aさんは、「我慢強い夫が、息苦しさから布団を握りしめ、『くそ!くそ!』と叫んでいた。アスベストがなければ、夫は孫の成長を楽しみ、夫婦の時間もたくさんあっただろう」と涙ながらに訴えました。
アスベストによる被害は、工場でも建設でも造船でも同じです。
国は線引きせず、速やかに救済に踏み出すべきです。
* 造船労働者らの石綿被害訴訟、国が請求棄却を求める 大阪地裁」(朝日新聞デジタル)