「公正判決を求める要請書」1516筆を裁判所に提出しました
2023.02.27関西建設アスベスト訴訟は、本年3月23日に京都2陣訴訟の判決を迎えます。また、大阪2陣・3陣訴訟も、今年の3月末日に判決日が指定され、本年5~6月頃に判決を迎えることが予想されています。
これらの判決を迎えるにあたって、原告団・弁護団は「建設アスベストの被害の深刻さと、『命あるうちに解決を』願う原告らの想いを正面から受け止め、建材メーカーの責任を厳しく認める正義にかなった判決を言い渡すように求める「公正判決を求める要請書」(団体署名)に取り組んでいます。平時からご支援いただいている建設作業者の組合や諸団体を始め、労働組合、公害被害者団体、医療機関など幅広い団体にご協力いただき、2月27日時点で1516筆を集め、大阪2陣・3陣訴訟の係属している大阪地方裁判所第16民事部(石丸将利裁判長)に提出しました。
昨年5月17日の最高裁判決では、建設現場でのアスベスト被害について、国の責任を認めるとともに建材メーカーの責任を認めました。これを受けて、国は被害者に謝罪し、建設アスベスト給付法を制定し、行政手続による救済をスタートさせました。その一方で、建材メーカーは最高裁判決を真摯に受け止めることなく、後続訴訟においても依然として争い続ける姿勢を採り続けています。このような建材メーカーの姿勢を改めさせ、早期・全面の被害救済を実現するために、建材メーカーの加害責任を明確に認める判決が求められます。
原告団・弁護団は、大阪2陣・3陣訴訟判決の言渡しがあるまで「公正な判決を求める要請書」に取り組み、引き続き建設アスベストの被害の深刻さや早期救済の必要性を裁判所に対して訴えかけていきます。
私たちは、全国で連携して企業責任を厳しく追及する判決を積み重ねることで、今年こそ建材メーカーに解決に向けての決断を迫り、話し合いのテーブルに着くこと、ひいては、基金制度への参加を迫る決意です。
※「公正判決を求める要請書」はまだまだ募集中です!
①この度、Googleフォームの形式でも団体署名の募集を開始しました。
署名に協力していただく団体の方は、下記URLからアクセスし、必要事項をご記入いただきますよう、よろしくお願いします。
https://forms.gle/XJdSmfYawfYwkbAT9
②また下記の団体署名(大阪地裁宛て)をクリックしてPDFから団体署名用紙をダウンロードすることもできます。
ダウンロードしていただいた方は署名用紙を印刷して、団体署名を次の宛先まで郵送していただきますよう、お願いいたします。
【郵送先】
〒601-8448 京都市南区西九条豊田町3 京建労 宛
※本要請書は、個人の署名ではなく団体からの署名を募集していますので、ご注意ください。
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