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工場型(泉南型)石綿国賠、日本インシュレーションの元労働者の和解成立

2020.12.04

2020年12月3日(木)、日本インシュレーション(株)(旧(株)大阪パッキング製造所)で働き、中皮腫で亡くなった元労働者の遺族が、国に損害賠償を求めた訴訟について、国との和解が成立しました。当弁護団が担当し、大阪地方裁判所に提訴していました。

被害者は、1958年7月から1959年3月までのわずか約9カ月間、旧(株)大阪パッキング製造所の大阪工場に勤務。労災記録には「石綿を詰めたり運んだりする作業」に従事していたと記載されているものの、具体的な作業内容が分かりませんでした。そこで、当弁護団では、同工場で過去に製造されていた石綿パッキング、石綿保温材の製造工程に関する文献・資料を収集するなどして、作業内容をできる限り解明。同作業に関して、局所排気装置を設置すれば相当程度石綿粉じんばく露が防げたことを詳細に立証し、和解に至りました。

当弁護団では、石綿紡織工場や石綿製品製造工場だけでなく、豆炭あんか製造工場,自動車クラッチ・ブレーキの製造工場、研究所職員、自動車整備工、継手バルブへのパッキン取り付け作業、電車の車両製造の内装部品の加工組立作業者、麻袋再生工場作業者、造船工場内作業者、石綿製品の検品作業者等・・・様々な職種や作業に従事した被害者ついて、工場型(泉南型)国賠訴訟を提起し、次々と和解しています。なお、勤務先企業から補償を受けた場合でも、国に賠償金を請求できる場合があります。

アスベスト被害にあわれた方で、国に賠償金を請求できるのかどうか聞いてみたい・・・という方は、遠慮なく当弁護団までご相談下さい。

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