泉南型石綿国賠、ユニチカの元労働者の和解成立
2020.02.07
2020年2月7日(金)、ユニチカ(株)中央研究所で働き、中皮腫で亡くなった元労働者の遺族が、国に損害賠償を求めた訴訟について、国との和解が成立しました。当弁護団が担当し、大阪地方裁判所に提訴していました。
ユニチカは京都府宇治市に中央研究所や宇治事業所があり、ナイロンやレーヨン、ポリエステル繊維等の製造工程では、高熱になるプラント等に石綿保温材が使用されています。被害者は、研究開発や試験用プラントの運転時に、機械点検や部品交換などを行った際、石綿粉じんにばく露しました。
当弁護団では、石綿紡織工場や石綿建材工場などの石綿製品の製造・加工工程だけでなく、石綿製品の使用・利用工程において石綿粉じんにばく露した案件についても多数の和解実績があります(ユニチカ・東レなどの化学繊維工場、自動車修理工場、バルブ製造工場、硝子製品製造工場、車輌製造工場など)。
国との和解の対象になるかどうかは、当弁護団までお気軽にお問い合わせ下さい。
*京都新聞[アスベスト賠償訴訟で遺族と国が和解 ゆにちか勤務で全国初の被害認定]https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200207-00255625-kyt-l26