泉南型石綿国賠、造船所のボイラー製造でも和解
2019.12.26
2019年12月23日(月)、川崎重工業神戸工場で船のボイラー製造作業に従事し、中皮腫を発症して亡くなった労働者(被害者)の遺族が、国に損害賠償を求めて神戸地裁に提訴していた裁判につき、遺族の請求額どおりの和解が成立しました。
造船所における作業など、石綿製品の製造工程以外の作業について、泉南型石綿国賠の和解対象となるか否かは、具体的な作業内容や作業場所によって異なってきます。困難な事案もありますが、当弁護団では、泉南アスベスト国賠訴訟の最高裁判決を勝ち取った経験や、全国で最も豊富な専門知識と証拠に基づき、十分な検討を行ったうえで、和解可能性があると判断した案件のみ提訴します。本件和解もその一例です。
*神戸新聞[神戸・造船石綿禍訴訟が和解 国、遺族に賠償 地裁]https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201912/0012984167.shtml