泉南型石綿国賠訴訟、守衛の遺族についても和解成立
2018.02.05
旧日本エタニットパイプ鳥栖工場の労働者として、守衛・警務を担当し、びまん性胸膜肥厚によって亡くなった被害者の遺族が国に損害賠償を求めていた訴訟について、2018年1月12日(金)、佐賀地裁で国との和解が成立しました。
被害者の方は、原料である石綿の数量を確認したり、荷卸しの際に飛散した石綿を回収して原料室に持ち込んだり、原料室を巡回したりしていました。
守衛や運送業者など、石綿製品を製造・加工する作業そのものに従事していなくても、職務上、石綿工場に一定期間滞在することが必要な作業に従事した方については、和解対象となる場合があります。