【建設アスベスト訴訟】大阪4陣第8回期日
2024.05.215月10日、大阪4陣訴訟(第19民事部・大森直哉裁判長)の口頭弁論期日が大阪地方裁判所202号法廷で開かれ、本人原告としてKMさん、証人としてSさん(被災者故Kさんの元同僚)、遺族原告として故Kさんの弟さんが尋問に臨みました。
KMさんは、長年、雑鍛冶工事や鉄骨工事の図面作成業務に従事しましたが、2018年7月3日に悪性胸膜中皮腫の診断を受けました。
尋問では、主に自らの作業内容や現場に行く頻度、石綿にばく露した状況、闘病の経過や苦痛等についてご説明いただきました。
悪性胸膜中皮腫による胸痛のため、時折苦痛に顔を歪めながら、痛み止めを飲みながらの尋問でしたので、長く話すことはできませんでした。
それでもKMさんは弁護士から聞かれたことに一つ一つ丁寧に回答しました。裁判官にも、直接、悪性胸膜中皮腫の苦痛を伝えることができたものと思います。
次に、被災者故Kさんの元同僚であるSさんと、故Kさんの弟さんがお話しました。
故Kさんは、クロス工として従事しましたが、肺がんのため、2016年1月に64歳の若さで亡くなりました。
故Kさんと一緒に働いていたSさんは、クロス工の仕事について分かりやすく明確に説明をしていただきました。
クロス工という職種はこの訴訟でも多くありませんが、裁判官も具体的なイメージを持てたように思います。
また故Kさんの弟さんも、友人のように仲が良かった兄が、これほど早く逝くことの無念や闘病中の辛かった様子などを克明に語っていただきました。
次回の4陣訴訟の期日は、2024年7月17日(水)13時30分~となります。
また、建設アスベスト2陣3陣控訴審の期日は、今月28日(火)10時30分~となります。
いずれも多くの方に傍聴していただくとともに、昼宣伝などのご協力をよろしくお願いいたします。
私たちにご相談下さい。
アスベスト被害に関するご相談は無料です。
アスベスト被害ホットライン
0120-966-329
(平日の10時~18時)
折り返し、
弁護士が直接ご連絡します。
- 私たちは建設アスベスト訴訟を提起・追行し、最高裁で賠償・救済を勝ち取りました。
- 詳しく見る >