【2陣・3陣訴訟】4月22日(金)進行協議期日のご報告 - 大阪アスベスト弁護団

【2陣・3陣訴訟】4月22日(金)進行協議期日のご報告

2022.04.25

1 新裁判官に向けて、プレゼンテーションを行いました

2陣・3陣訴訟(大阪地裁第16民事部)は、4月から裁判長と左陪席裁判官が交代し、新しい裁判長に石丸将利裁判官、新しい左陪席に村上貴昭裁判官が就任しました。

4月22日に開催された進行協議期日では、新しい裁判官に建設アスベスト訴訟の基本的なことを知ってもらうために、弁護団から、①石綿関連疾患による被害の特徴、②石綿粉じんのばく露状況、③主要原因建材・企業とは何か、④建設アスベスト訴訟の到達点と本訴訟における課題の4点について、パワーポイントや動画を使いながら、プレゼンテーションを行いました。そして、昨年5月17日の最高裁判決の到達点に立ち、主要原因企業を厳しく断罪するとともに、建設現場の作業実態を正しく把握して、最高裁判決では認められなかった屋外作業者や解体作業者に対する企業責任を認めて、被害者の早期救済・早期解決を図るよう求めました。

 

【プレゼンテーションで上映された建設作業の様子】

天井材を切断する様子           吹付工による吹付作業の様子

 

2 国との和解 新たに9名の和解が成立

進行協議終了後、国との和解協議があり、和解上申の出ていた9名(被害者単位6名)について和解が成立しました。

和解が未成立の原告は2陣1名、3陣6名です。和解未成立の原告についても、早期の和解を国に求めています。

 

3 次回以降の期日について

次回期日は、6月3日(金)13時30分(大阪地裁202号法廷)からです。原告・証人各1名の尋問、原告2名の意見陳述、弁護団長の意見陳述を予定しています(詳細は同封の期日案内をご覧ください)。

また、6月3日以降の口頭弁論期日については、7月14日(木)の進行協議期日で決まる予定です。

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