【建設アスベスト訴訟】東京1陣訴訟・最高裁上告受理記者会見
2020.12.17
2020年12月17日(木)、首都圏建設アスベスト訴訟原告団・弁護団・統一本部は、最高裁が国の上告受理申立(不服申立)を退け、国の賠償責任が確定させた決定を受けて、記者会見を開きました。
東京1陣訴訟原告団長の宮島和男(91歳)さんは、電気工。1審の東京地裁判決では、個人事業主のため敗訴でした。東京高裁で逆転勝訴した判決が最高裁で確定。「最高裁の決定を聞き、うれしさとともに、12年間、裁判を闘ってきたことや、多くの原告が亡くなったことが頭に浮かび、電話を切った後、知らず知らずのうちに複雑な涙が出ました」と語りました。
建設アスベスト被害は労災認定者だけでもすでに1万人以上にのぼります。国は、これ以上被害者に裁判を起こさせるのではなく、政治主導ですべての被害者を救済する補償制度を設けるべく、直ちに動き出すべきです。
*NHK[アスベスト訴訟 弁護団「すべての被害者救済する補償制度を」]
*毎日新聞[「すべての被災者に謝罪し、早期に全面解決を」 建設石綿訴訟、国の敗訴確定で原告らが会見]
*共同通信[アスベスト、命あるうちに解決を 国の敗訴確定で原告が記者会見]