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石綿紡織工場の凄まじい粉じん飛散と石綿関連疾患の怖さを実感させる事例

2026.02.10

Mさんは、昭和30年代半ばに、泉南地域にあった石綿紡織工場(南海パッキン)で、石綿と綿を混ぜたものを梳く梳綿(カード)という工程を担当しました。当時の石綿紡織工場内は、梳綿(カード)工程はもちろん混綿や精紡など様々な工程から大量の石綿粉じんが飛散し、工場全体に粉じんが雪のように舞っていたとのことです。

Mさんは、「ここにいたら大変なことになるよ」と母親に言われたことから、1年数カ月で南海パッキンをやめました。

ところが、何と60年以上経って、その時の石綿ばく露が原因で息苦しさや咳、痰が出るようになり、症状は徐々に悪化し、ついにはじん肺管理区分4(石綿肺)と診断されるまで悪化しました。そして、先日、労災認定を受け、国に対する損害賠償請求も認められました。

Mさんのケースは、改めて、当時の石綿紡織工場内の粉じん飛散の凄まじさと、長期の潜伏期間を経て発症する石綿関連疾患の怖さを実感させます。同時に、石綿紡織工場における被害発生がまだまだ続いていることを示しています。

 

 

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