本年（2023年）8月2日、大阪地方裁判所において、大阪アスベスト弁護団が担当している工場型アスベスト国賠訴訟４件について、国との和解（工場型）が成立しました。

①防音・防火扉の製造・取付作業に従事した方の事案

②電車車両の電気配線作業に従事した方の事案

③石綿紡織業に従事した方の事案

④石綿紡織業に従事し、存命中に中皮腫に罹患した方が国との間で1150万円で和解した後に死亡し、その遺族が差額150万円を請求し和解が成立した事案

特に、③④の石綿紡織業に従事した方に関する和解は、提訴からわずか5カ月で和解を成立し、解決することができました。

当弁護団では、石綿紡織業に従事した方以外にも、防音・防火扉の製造業や電車車両の整備業など様々な職種の方に関して、国との間で多数の和解を成立させています。

また、存命中に国と和解を成立させた後に死亡した方についても、既に受け取っている金額と死亡した場合の賠償金額との差額について請求し、和解を成立させています。

当弁護団では、弁護団全体で事案を共有し、担当の弁護士が責任をもって対応します。石綿による被害で少しでもお悩みの方は是非お気軽に当弁護団までご相談下さい。