【建設アスベスト訴訟】大阪2陣3陣 控訴審第3回口頭弁論期日
2024.09.262024年9月17日(火)14時から、建設アスベスト大阪2陣3陣訴訟(大阪高裁第5民事部・徳岡由美子裁判長)の第3回口頭弁論期日が202号法廷で開かれ、被災者故Mさんの元同僚のSさん、故Nさんの元同僚のTさんが証人尋問に臨まれました。
まず、故Mさんの元同僚のSさんがお話されました。第一審では、協力者がおらず、故Mさんの作業内容や石綿粉じんばく露状況の立証が十分でないとされたため、控訴審では、Sさんに、所長、工事主任、工事担当者といった現場監督の立場ごとの作業内容や、ボードの使用箇所やボードの種類による固さの違いまで詳しくお話いただきました。裁判官も、現場監督の立場ごとの作業内容等に関心をもって補充で聴いていました。故Mさんの具体的な作業内容やばく露状況は裁判官にも伝わっていると思います。
続いて、故Nさんの元同僚のTさんがお話されました。第一審では、故Nさんがボード類のプレカット作業や現場監督との打合せ時に石綿粉じんにばく露したことが認められませんでした。そのため、Tさんからは、プレカット作業の意義やプレカットの作業時間、プレカットしたボードの種類、プレカットの作業場所や昇降盤の状況といった具体的内容、ボードのメーカー名、電動丸のこによる切断時に石綿粉じんの出る様子を明確にお話いただきました。Tさんは、メーカーの反対尋問にも的確に堂々とお答えされていました。裁判官にも故Nさんの具体的なばく露状況が伝わっていると思います。
次回の2陣・3陣訴訟の口頭弁論期日は、2024年12月17日(金)14時00分~で、いよいよ弁論終結となります。多くの方に傍聴していただくとともに、昼宣伝などのご協力をよろしくお願いいたします。
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