工場型石綿国賠、3件の和解成立
2022.12.192022年12月15日(木)、当弁護団が担当し、大阪地方裁判所に提訴していた工場型(泉南型)石綿国賠訴訟において、3名の被害者の和解が成立しました。
3名のうち1名は自動車整備工の方、1名はシャッター工の方、1名は東レ滋賀工場で勤務していた方です。
東レ滋賀工場で勤務していた方は、合成繊維の生産機器の点検、修理を担当し、保温材、断熱材として用いられる石綿布団を手動で装着したり、取り外したりする作業に従事した際、劣化ないし破損した石綿布団から発生した粉じんにばく露しました。
当弁護団では、石綿工場(石綿紡織工場や石綿建材製造工場など)以外の作業で石綿にばく露した被害者についても、多数、和解しています。
石綿は断熱材や保温材として、様々な工場で使用されて来たため、まだまだ多くの被害者が埋もれていると思われます。お心当たりのある方は、当弁護団までお気軽にご相談ください。
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