【建設アスベスト訴訟】大阪4陣第1回期日
2022.12.09去る11月30日、4陣訴訟の第一回口頭弁論期日が行われました。大阪地裁2階大法廷はご参集下さった原告、支援の方々らで満員となりました。
期日の冒頭、50代前半で肺がんとなり仕事を奪われた軽天工のMさんの意見陳述があり、医師から受けた2度の余命宣告、命を削る抗がん剤治療の苦痛、子らや孫らともう会えなくなるという死への恐怖について切々とお話しされました。Mさんの「建材メーカーらが被害者の苦痛を肩代りすることも、健康な体に戻すこともできないのであれば、せめて責任をきちんと認めてほしい。いつまで争うのではなく。」という訴えに、法廷内、傍聴席いずれでも大きく頷く姿が見られました。
その後、配管工のIさんの尋問が実施されました。Iさんは現場でのばく露実態を克明に証言され、取扱い建材に関しても詳細にお話しされました。裁判長、左陪席からの補充尋問も複数あり、建築現場の実態をよく知るIさんの供述に裁判所も高い関心を示していることが窺われました。
Iさんは肺がんを発症し、余命宣告も受けています。「お金を治療費に使うか、家族のために遺すか決めないといけない。高額な先端治療を受けて治る病気であればいいけども……」との悲痛な証言に、裁判所、メーカー代理人らも神妙な表情で聴き入っていました。
4陣訴訟の第2回期日は、2023年4月13日(木)13時30分~と指定されています。
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