クボタ、洗濯石綿ばく露被害者にも解決金
2020.03.16
2020年3月14日(土)付け毎日新聞によると、尼崎市のクボタ旧神崎工場から3キロ以上の場所に住んでいた元社員の妻が中皮腫で亡くなったことに対し、クボタが解決金を支払ったとのことです。これまでクボタは工場から1.5キロ以内に居住するアスベスト公害被害者に救済金を支払っていますが、今回の被害者は、夫の作業着の洗濯による石綿ばく露が否定できなかったためとされています。
クボタの石綿建材製造による被害は、クボタの社員や下請労働者、環境ばく露、家庭内ばく露にとどまらず、建材を取り扱った建築作業従事者にも広がっています。クボタは、石綿被害の原因企業として、建築作業従事者の被害救済にも取り組むべきです。
*毎日新聞[石綿まみれの作業着洗濯、クボタ元社員の妻死亡 遺族に解決金]https://mainichi.jp/articles/20200314/k00/00m/040/010000c
*毎日新聞大阪朝刊[作業着洗濯、石綿死補償 元社員妻遺族に解決金 クボタ]https://mainichi.jp/articles/20200314/ddn/041/040/010000c