厚労省が石綿ばく露防止対策検討会の中間とりまとめを公表 - 大阪アスベスト弁護団

厚労省が石綿ばく露防止対策検討会の中間とりまとめを公表

2020.01.12

2020年1月6日(月)、厚生労働省の「建築物の解体・改修等における石綿ばく露防止対策等検討会」は、建築物の解体・改修等における石綿ばく露防止対策等に関する中間とりまとめを公表しました。

解体・改修時の石綿の事前調査結果の届出対象が拡大されるなど、一定の前進は見られるものの、除去作業時の測定やライセンス制の導入など実効性のある規制の導入は検討されていません。

中皮腫・じん肺・アスベストセンター所長の名取雄司医師は「今回の改正案は抜本的な対策になっていません。韓国も含めて諸外国は規制をどんどん強めているのに、日本はしていない。このままでは、改修・解体による石綿飛散で、40、50年後も人が死に続けることになります」と警告しています。

*厚生労働省[建築物の解体・改修等における石綿ばく露防止対策等検討会」の中間とりまとめを公表します]https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_08741.html

*週刊朝日オンライン[本当は怖いアスベスト規制 死者続出を止められないわけ]https://dot.asahi.com/wa/2020010700057.html?page=1

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