【建設アスベスト訴訟】11・15在阪企業要請-ノザワ、クボタなど
2019.11.23
2019年11月15日(金)、福岡1陣高裁の勝訴判決を受けて、在阪の建材メーカーに全面解決を求める要請を行いました。九州からの22名を含め、京都、大阪の原告、弁護団、支援の総勢約80名が参加。今回の判決で企業責任が認められたノザワ、ケイミュー(クボタグループ)のほか、大建工業、神島化学工業の担当者や代理人弁護士と面談しましたが、危険な建材を製造販売し続けた社会的責任に対する自覚は乏しいと言わざるを得ません。建材メーカーは、最高裁判決や国の動きを待つのではなく、全面解決へ向けて自ら積極的に一歩踏み出すべきです。
この間、被害者との面談に一切応じないクボタに対しては、大阪本社前と工場のあるJR尼崎駅前、それに東京本社前で一斉に抗議宣伝を行いました。クボタは、自社の従業員と周辺住民への被害は補償しながら、自社のアスベスト建材ユーザーである被害者には背を向けています。昭和40年代以降、クボタの住宅用外装建材は大きなシェアを占めており、特に住宅用屋根材「カラーベスト」は代名詞に。2003年にクボタと松下電工の住外装建材部門が統合して発足した会社・ケイミューは、住宅用屋根材で圧倒的なシェアを誇っていました。クボタは、判決を重く受け止め、被害者の声を聞き、早期解決の決断をすべきです。