【建設アスベスト訴訟】大阪2陣・3陣で屋外作業も国と和解成立、全国初! - 大阪アスベスト弁護団

【建設アスベスト訴訟】大阪2陣・3陣で屋外作業も国と和解成立、全国初!

2021.11.10

2021年11月4日(金)、大阪地裁において、関西建設アスベスト大阪2陣・3陣訴訟の被害者33人について、国との和解が成立しました。国は、和解金として1人当たり約1150万円の慰謝料など計約4億3540万円を支払います。

今回の和解対象には、スレート屋根工、防水工、水道管配管工など、一見すると屋外作業と分類されそうな被害者が含まれています。

屋根や外壁に使用するスレート波板は、大きくて重いので地上で切断・加工することが一般的です。また、ほこりや騒音で近所迷惑にならないよう、工場や車庫など屋内で作業することも良くあります。屋根工だからといって、屋外だけで作業するわけではありません。また、防水工は、屋上などの防水工事自体からではなく、屋上等に行き来する際に吹付作業の現場を通ったり、漏水調査をする際に吹付材から石綿粉じんにばく露しました。

さらに、今回、(「建築」工事ではなく)「土木」工事である水道管配管工についても和解が成立しました(大阪2陣訴訟では、すでに温泉管配管工についても和解が成立しています)。最高裁は、「屋根があり半分以上が外壁で囲まれた」場所を屋内作業場と定義し、屋外作業については予見可能性がなかったとして、屋根工に対する国の責任を否定しました。この点、道路を掘削して水道管や温泉管を配管する工事現場に屋根はありませんが、狭い穴の中はものすごい粉じんがこもります。国は、「屋外作業」を形式的に見るのではなく、救済を図る立場から、作業実態に即して柔軟な判断をしていると考えられます。

国は、最高裁判決を踏まえて原告らと基本合意を締結し、また、建設アスベスト給付金制度を創設して、未提訴の被害者救済に動き出しました。しかし、建材メーカーは、最高裁で明確に責任が認められながら、加害者として真摯に受け止めず、2陣・3陣訴訟でも全面的に争っています。

私たちは、建材メーカーに対し、裁判所における早期の和解解決を求めつつ、建材メーカー側がこれに応じない以上は、さらなる勝訴判決と提訴を積み重ね、全面解決を迫っていきます。

*時事通信[屋外作業員、国と初和解 建設アスベスト訴訟 大阪地裁

*共同通信[大阪建設石綿訴訟で集団和解 屋根工含む33人

 

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