【建設アスベスト訴訟】大阪2陣(地裁)第23回期日 - 大阪アスベスト弁護団

【建設アスベスト訴訟】大阪2陣(地裁)第23回期日

2021.06.13

2021年6月11日(金)午後1時30分から、大阪2陣(地裁)の第23回期日が開かれ、原告2名の本人尋問が行われました。5月17日の最高裁判決後、初めての期日です。

今後、国とは、基本合意に基づいた和解成立に向けた協議が始まります。大阪地裁第16民事部(本田能久裁判長)では、1日も早い和解解決へ向け、迅速・丁寧かつ積極的な訴訟指揮が取られています。一方、建材メーカーは、最高裁判決で確定した賠償金を支払うだけで、係属中の訴訟での和解や未提訴被害者の救済制度の参加には背を向けるという許しがたい態度です。建材メーカーには、被害者救済へ向けて、自らの責任を果たすことを求めます。

◇Fさんは、約50年間、大工として働きました。若い頃は戸建住宅、その後は主にマンションの建築作業に従事し、「石綿板」と呼ばれる建材などを電動のこぎりやカッターで切断しました。ものすごい量の粉じんでした。

2018年8月にびまん性胸膜肥厚の診断を受け、2020年5月頃からは在宅酸素を使っています。治療法がなく、良くなることは決してありません。自分のこと、家族のことを考えて毎日不安な気持ちしかありません。加えて、肺疾患を抱えたIさんにとって、新型コロナウイルスが不安を増大させます。Iさんは、裁判に加わっていますが、欲しいのはお金ではなく、健康です。24時間365日逃れられない息苦しさから解放されたい。それができない以上、原因を作った国と企業にはきちんと謝って賠償してほしいと、悔しさをにじませました。

◇Mさんの夫Kさんは、約37年間、ダクト工事に従事し、2010年10月に中皮腫で亡くなりました。69歳でした。狭い天井裏を這うように移動しながら、鉄骨の吹付材をこそげ落とすと、吹付材は仰向けで作業しているKさんの顔の上にポロポロと落ちてきました。天井裏には、吹付材が白いじゅうたんのように積もっていて、Kさんは体中ほこりまみれになりました。吹付作業中のブルーシートの中でダクト工事をすることも度々でした。

中皮腫を発症後は、背中が激しく痛み、「背中をはずしてほしい」と訴えました。だんだんと痛み止めが効かなくなり、食事もとれなくなりました。痩せ細り、70kgあった体重は52~53kgにまで減少。Kさんが亡くなった後、Mさんは、悲しみのあまり一時的な記憶障害に陥りました。25歳だった1人息子を白血病で亡くした後、Kさんは、以前よりがむしゃらに仕事に打ち込んだと言います。Mさんも一緒に現場に出て仕事を手伝っていました。かかりつけ医からは健康診断を受けるように言われていますが、病気がわかると怖いため、今でも健康診断を受けることができません。

◆関西建設アスベスト大阪2陣訴訟の裁判期日予定

2021(令和3)年

7月30日(金)13時30分~16時50分 第24回期日【大阪地裁202号法廷】

10月1日(金)13時30分~16時50分 第25回期日【大阪地裁202号法廷】

11月19日(金)13時30分~16時   第26回期日【大阪地裁202号法廷】

2022(令和4)年

1月14日(金)13時30分~16時    第27回期日【大阪地裁202号法廷】

2月25日(金)13時30分~16時    第28回期日【大阪地裁202号法廷】

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